筆者は以前、自宅マンションで「OCN光 with フレッツ」を契約していたのですが、フレッツ光よりドコモ光のサービスが魅力的に感じて乗り換えました。
実際にフレッツ光からの乗り換えを経験し、もっと早くドコモ光に乗り換えておけば良かったと実感しています。
そこで今回は、
- 乗り換えた理由
- 通信速度の比較
- 月額料金の違い
について、ドコモ光に乗り換えて感じたメリットや感想などを詳しく紹介していきます!
フレッツ光からドコモ光へ乗り換えた2つの理由
筆者がフレッツ光をしばらく利用して感じた最も大きな不満は、
- 夜間にかなり遅くなることがある
- 月額料金が高い
この2つです。
特に、期待値よりも通信速度が遅かったのは致命的でした。
通信速度が期待値ほど出ない
フレッツ光からドコモ光への乗り換えを検討した致命的な要因は、
- 1Gbps契約をしたのに100Mbpsも速度が出ていない
ということでした。
筆者の住んでいたマンションでは「100Mbps」と「1Gbps」の2種類のプランがあったのですが、速度を重視して1Gbpsを契約していました。
しかし実際にスピードテストをすると、1Gbps契約なのにダウンロード、アップロードともに100Mbpsを切っていたのです。
最大1Gbpsというプランは、ベストエフォート型であるということは理解していても、やはり200Mbps以上は出てほしいな…と期待していました。
最良の条件がそろった場合に、最大の通信速度が出るとするサービスのことです。最善のサービス提供の努力はするものの、通信速度の最大値は保証していません。利用環境によっては、回線速度が落ちる場合もあります。
LANケーブルやルーターの買い替えで試行錯誤
もっと高速化できる方法があるはずだと考えて、
- LANケーブル
- 無線ルーター
なども買い換えてみたのですが、通信速度が速くなることはありませんでした…。
朝や夕方の時間帯は50Mbps以上の速度が出ているのですが、最も驚いたのは夜の9時です。
なんと、7Mbpsしか出ていなかったのです!
OCN光 with フレッツで、朝から夜までスピードテストした結果を紹介します。
フレッツ光(OCN光 with フレッツ)の通信速度テスト結果
朝(8時25分)
夕方(18時54分)
夜(21時16分)
夜(23時49分)
合計4回計測してみましたが、一度も100Mbpsを超えることはありませんでした。
公式サイトで謳っているほどの速度は求めませんが、さすがに7Mbpsという結果は遅すぎて悲しくなります…。
OCNの口コミ評判も良くない
夜間に速度が遅くなる現象は、筆者だけかと思ったのですが、実際にはTwitterのつぶやきでも同様の意見がありました。
ocn フレッツ光なんだけどドカス pic.twitter.com/qgX0KUKQry
— Z.B (@But1on_o) November 19, 2020
パケづまりでもしてんのかなとルーター見てたら、OCN(フレッツ光)ありえないくらい遅い・・・リモートワークの影響なのか pic.twitter.com/hKn3CjjmvF
— 濃厚鶏太そばてるこ@転職 (@cobaltflare) March 11, 2020
OCN フレッツ光 with Flets マンションプランVSDL 測定
2020/03/28(土曜) 17時■NTT Flets 網直・速度 【下り 57Mbps /上り 24.9Mbps】
■プロバイダーネット速度 BNRスピードテスト (画像版)
最高速度:1.93Mbps 平均速度:845.11kbps流石にプロバイダー変えようと思い始めてます>< pic.twitter.com/a4sCsZsl1F
— sio (@kuro_sio3) March 28, 2020
砂漠プレイに支障が出るレベルで通信速度が遅い。
これOCNフレッツ光なんですよ。OCNに連絡する前に何かできることありますかね。
詳しい人教えて下さい・・・ pic.twitter.com/p4a2NrOwoU— モコモル@ウナー (@mocolon) May 13, 2018
夜の時間帯で、通信速度が遅くなるなどのつぶやきが目立っています。
フレッツ光の利用者が多く、ISP認証(プロバイダーとの接続)がスムーズにいかなくなっていることが原因として考えられます。
フレッツ光の月額料金が高い
筆者はマンションでフレッツ光のマンションタイプを契約し、プロバイダーをOCNにしていました。
フレッツ光の月額料金は筆者が利用していた料金体系では、
月額費用 | |
---|---|
フレッツ光利用料 | 4,345円 |
プロバイダー(OCN)利用料 | 891円 |
合計 | 5,236円 |
※表示価格は全て税込となります。
※2020年12月時点での料金です。
となっています。
以下はNTTコミュニケーションズのマンションタイプの利用料金です。
通信量を気にせず自由に使えるのは大きなメリットですが、スマホの利用料や家賃なども合わせると、月々の支出がとても多かったのです。
そのためもっとネット代が安くなって欲しいと考えていました。
ドコモ光に乗り換えて嬉しかったこと5つ
手間をかけずに、もっとネット代を安くできる方法がないか調べたところ、光コラボサービスである「ドコモ光」が目につきました。
NTTの光回線サービス「フレッツ光」を各事業者に卸し、回線速度や品質はそのままにフレッツ光とプロバイダーをセットにした光回線サービス。
フレッツ光からドコモ光に乗り換えることで、
これらのメリットが受けられることがわかったのです。
ずっとドコモを使い続けている筆者にとって、これ以上の好条件はないと、思い切ってドコモ光へ乗り換えてみました。
ドコモ光でもフレッツ光と同様に、プロバイダーを1つ選ぶことができるのですが、通信速度が好評な「GMOとくとくBB」に決めました。
GMOとくとくBBは、高速通信規格v6プラスに対応しており、高性能モバイルWi-Fiルーターを無料レンタルしています。
通信速度の平均値を公開している点も決め手となりました。
実際にドコモ光へ乗り換えて嬉しかったことを紹介します。
通信速度がフレッツ光の3〜5倍に!
ドコモ光に変えたことで通信速度がフレッツ光のおよそ3〜5倍速くなりました。
フレッツ光の通信速度と比較すると、同じ時間帯で以下のように向上しました。
光回線 | 下り速度(ダウンロード) | 上り速度(アップロード) |
---|---|---|
OCN光 with フレッツ | 58Mbps | 51Mbps |
ドコモ光×GMOとくとくBB | 255Mbps | 290Mbps |
他の時間帯でも速度を比較してみました。
すべての時間帯で、ドコモ光のほうがフレッツ光より圧倒的に速い結果となっています。
ドコモ光のプロバイダを OCN から GMO に変えたら死ぬほど早くなった! OCN で IPv6 オプション来るまで待ってたんだけど、結局 IPv4 over IPv6 がないので全然改善されず 5Mbps とかだったのが、ほぼ 100Mbps になった。いやはや快適でございます。
— hekke (@hekke) June 2, 2018
ドコモ光はフレッツ光と同じ光ファイバーを使った通信を行っているにも関わらず、ここまで回線速度が上がったのはIPv6通信を行っているからでしょう。
IPv6は次世代の接続方式と呼ばれ、基地局からインターネットへの出口を切り替えて速度低下を防ぐ技術のこと。対応しているプロバイダーは限られている。
速度が上がるのに月額料金が下がった
「OCN光 with フレッツ」と「ドコモ光×GMOとくとくBB」を2年契約した場合の月額料金を比較してみると、
光回線 | 月額料金 (マンションタイプ) |
---|---|
OCN光 with フレッツ | 5,225円 |
ドコモ光×GMOとくとくBB | 4,400円 |
※表示価格は全て税込となります。
この通り、マンションタイプでは月額825円(税込)の差があります。
1年単位で考えると9,900円(税込)もの金額差になってしまいます。
つまりドコモ光へ乗り換えることで、通信速度が上がるのに月額料金は下がる嬉しいメリットがありました。
正直、これがメリットの中で一番大きかったと感じています。
転用なので開通工事が不要ですぐに使える
2021年4月現在、ドコモ光では工事費無料特典が実施されています!
NTTドコモ公式の特典となっており、プロバイダーに関わらず「ドコモ光 1ギガ」の新規工事料金が無料となっています。
いつ終了するか分からない特典となっていますので、工事料金が無料の今がチャンスとなっています。
フレッツ光からドコモ光に転用する場合は、
以上の点も乗り換えの後押しになりました。
転用では今使っているONUや無線ルーターなどの機器はそのままで、契約の名目だけが「ドコモ光」に変わると言えるシステムです。
そのため、
- ルーターを新しく買い替える
- 光回線の開通工事をする
- ルーターと光回線のセットアップを行う
といったわずらわしい工事や作業がなく、気軽に転用手続きを始められるのは気持ちが楽でした。
ドコモのスマホでセット割ができる
光回線の変更で月額料金が825円(税込)ほど下がるだけでなく、ドコモのスマホ利用料も割引になります。
筆者はドコモスマホを毎月約6,050円(税込)で契約しています。
しかしドコモ光に乗り換えたことで880円(税込)の割引が適用され、スマホ代を月5,170円(税込)にまで下げることに成功しました。
ドコモのスマホの詳しい料金体系は、2020年12月現在、政府に料金の見直しを迫られ大きく変更が始まっています。
利用中のプランによって、セット割などの金額は変更しますので、詳しくはNTTドコモのサイトを参考にしてください。
もし家族で複数のドコモ端末を利用している場合は、利用端末台数分の割引が適用されるため、かなり大きな割引が期待できます。
筆者はドコモを契約してからまだ1年も経っていませんが、今後契約年数が長くなっていけば「ずっとドコモ特典」が適用されスマホの利用料金がさらに安くなる点も魅力的です。
これまでスマホ代も決して安いとは言えず、光回線に次いで負担に感じていたので、ドコモ光に乗り換えることでスマホ代も下げられたのは本当に良かったです。
一括請求サービス(光回線、携帯代金)で支払いを一本化
月額料金以外で「OCN光 with フレッツ」を契約していて不便に感じていた理由として、支払いがバラバラでわかりづらいことも挙げられました。
フレッツ光の支払い料金は、NTTドコモの「eビリング」というサービスから、OCNの支払い料金は「OCNマイページ」から確認しなければいけません。
月々のネット代は固定なので頻繁に確認することはないのですが、たまに確認しようとすると手間がかかり不便でした。
ドコモ光に乗り換えれば光回線とプロバイダーの支払いがまとまり、スマホ代まで合算されます。
明細もすべてまとめて「My docomo」から確認できるので、わかりやすいのはメリットだと感じました。
まとめ
OCN光 with フレッツの月額料金の高さに不満を覚え、ドコモ光に乗り換える手続きを行いました。
フレッツ光からドコモ光へ乗り換えたことで、筆者としては大満足な結果でした。
他にも光回線・プロバイダー・スマホ代とバラバラだった支払いがまとまったり、初期費用を大きく上回るポイントをもらえたりと、メリットもたくさんありました。
フレッツ光からドコモ光への乗り換えは、月額料金は下がって通信速度は上がるので大変おすすめできます。