ドコモ光の通信障害には、機器などの不具合、ドコモ光自体やプロバイダーに起因するものなどがあります。
通信障害の原因によって、対処方法は異なってきます。
この記事では、ドコモ光の通信障害の原因と原因別の対処方法・問い合わせ先について解説します。
ドコモ光の通信障害情報
始めにドコモ光公式の通信障害情報を掲載します。
まずはネットワークトラブルが発生したら、自分の環境だけの問題なのか、ドコモ光で問題が起きていないか確認しましょう。
通信障害のページは以下となります。ドコモ光だけでなく、携帯電話に関する障害も同じページで掲載されています。
ドコモ光の工事と故障情報についてまとめた公式ページは以下となります。
ドコモ光で発生する通信障害の原因3つ
ドコモ光の通信障害の原因には、大きく分けて次の3つが考えられます。
- ドコモ光やプロバイダーに何らかの問題あり
- アクセスが集中している場合
- 初期設定や機器の不具合
【原因①】ドコモ光やプロバイダーに何らかの問題あり
ドコモ光で光回線側の通信障害は、台風や大雨といった自然災害が原因であったり、通信設備の工事をしていたりする場合が多いようです。
一方、プロバイダーが原因の通信障害は、光回線とインターネットの入り口となるプロバイダーの間に何らかの不具合が生じている場合があります。
これらの通信障害は、ドコモ光やプロバイダーによって、障害が解消されるまで待つしかありません。
どういった状態なのかを問い合わせることはできるので、後述する方法で問い合わせをして、あとは復旧するのを待ちましょう。
【原因②】アクセスが集中している
お昼の時間帯や夜間21時〜23時など、光回線の利用者が多い時間帯には回線が混雑します。
通信速度が遅くなったり、繋がらなくなったりといった不具合が起きることがあります。
【原因③】初期設定や機器の不具合
ドコモ光を使い始める際は、ドコモ光のONUとルーターを接続するためにパソコンで初期設定を行います。
この初期設定の段階で入力ミスがあるとそもそもインターネットに繋がりません。
最初から繋がらない場合には、入力ミスがないか再度チェックすると良いかもしれません。
入力ミスがなくても、開通手続きがまだ行われていない場合も考えられます。
フレッツ光からの乗り換えの場合、家での工事は必要ありませんが、ドコモ光側での工事が必要になります。無派遣工事とも呼ばれますが、まだ終わっていない可能性があるので、開通日を確認してみましょう。
機器の不具合には、以下のような場合が考えられます。
- ルーターそのものが故障している
- コンセントが抜けている
- ケーブルが緩んでいる
- 接続口にゴミ、ほこりがついている
意外なミスで通信障害を起こしていることもあるので、慎重にチェックしてみましょう!
通信障害時の対処方法
通信障害時に、原因によっては自分で対処できる場合があります。
有線接続時とWi-Fi接続時、それぞれの場合にできることを紹介します。
【有線LAN】低速となる場合
有線LANで接続していて速度が非常に遅い場合、ケーブルとの接触が悪かったりONUやルーターの動きが悪くなっていることがあります。
ONUを再起動
ONUは、LANケーブルやコンセントなどがつながっている、「NTT」のロゴマークが印字されている黒い機器です。

NTT 貸与品 GE-ONU
光ファイバーから送られてくる、光の信号とデジタルの信号を変換してくれるのがONUです。
通常、NTTのONUには電源ボタンはありませんが、コンセントからアダプターを抜いて、もう一度挿し直してみると、再起動で速度が改善することがあります。
LANケーブルのカテゴリーを確認する
LANケーブルにはカテゴリーと呼ばれる種類があります。
ケーブル上に、CAT5やCAT6といった形で表示されています。
カテゴリー5は、安価ですが最大通信速度が100Mbpsまでしか対応していません。
LANケーブルのカテゴリーは、数字が大きいほど高性能になります。
カテゴリー5eやカテゴリー6であれば、最大通信速度1Gpsまで対応できるので、ケーブルが原因で通信速度が遅い場合には交換しましょう。
筆者は以前1Gbpsタイプの光回線を利用しているのに、いつも90Mbps程度の低速となっていて困ったことがあります。
ONUとルーターをつないでいるLANケーブルがカテゴリー5だったのでカテゴリー6に変えたところ一気に速度が200Mbps台まで速くなった経験があります。
なんと工事業者さんが接続してくれたケーブルが、カテゴリー5だったのです…。
カテゴリー5だと最大速度は100Mbpsとなり、1Gbpsの光回線のパフォーマンスを下げてしまうので注意しましょう。
高速通信規格(v6プラス、IPv6など)を利用する
現在、ドコモ光のプロバイダーのほとんどは、v6プラス(IPv4 over IPv6)やIPv6といった高速通信規格に対応しています。
高速通信規格であれば、アクセスが集中する時間帯にも高速な通信が可能です。
プロバイダーによっては、GMOとくとくBBのように最初からv6プラスとなっているものもありますが、オプション扱いとなっていて別途申し込みが必要な場合もあります。
v6プラスなど、高速通信規格を利用できるようにしましょう。通信速度で差が出てきます。
【Wi-Fi】低速となる場合
Wi-Fi接続中に速度が非常に遅いといった場合、ルーターの劣化や電波干渉なども考えられます。
Wi-Fiを再接続してみる
まずは、パソコンやタブレット、スマホなど、Wi-Fi接続している端末の接続を一度切って再接続すると、速度が速くなることがあります。
簡単に試せるので、Wi-Fiの速度が遅い時には、まず一度試してみましょう。
電波の種類を変える
ドコモ光は、2.4GHzと5GHzの2つの電波帯に対応しています。
2.4GHzの電波は、家電製品などにも使われているため電波干渉が起こりやすくなります。
ネットワーク名を確認すると、自分が接続しているのがどちらの電波帯のものなのかわかります。
- 「〇〇-2.4G」というネットワーク名 → 2.4GHzの電波
- 「〇〇-5G」というネットワーク名 → 5GHzの電波
ネットワーク名「〇〇-5G」に接続を切り替えることで、速度が速くなる可能性があります。
Wi-Fiルーターを買い替えてみる
長期にわたって同じWi-Fiルーターを使っているようであれば、Wi-Fiルーターが劣化していたり、性能が古くなってしまっている場合が考えられます。
高性能なルーターに買い替えるか、プロバイダーからルーターをレンタルすることで、速度が向上するかもしれません。
筆者としては、他社プロバイダーを圧倒して高性能なWi-Fiルーターをレンタル提供している「GMOとくとくBB」がおすすめです。
プロバイダー | ルーター | 参考価格 | 無線LAN 最大速度 | 無線LAN 通信規格 |
---|---|---|---|---|
\ おすすめ! /GMOとくとくBB | BUFFALO製 WSR-2533DHP3 | 8,883円〜 参照: 価格com ※2020年12月2日時点の価格 | 1,733Mbps | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
NEC製 Aterm WG2600HS | 6,460円〜 参照: 価格com ※2020年12月2日時点の価格 | |||
ELECOM製 WRC-2533GST2 | 8,197円〜 参照: 価格com ※2020年12月2日時点の価格 | |||
OCN | ドコモ光ルーター01 | 7,040円 参照: ドコモオンラインショップ ※2020年12月2日時点の価格 | 867Mbps | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
ぷらら | ドコモ光ルーター01 | 7,040円 参照: ドコモオンラインショップ ※2020年12月2日時点の価格 | 867Mbps | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
BIGLOBE | NEC製 Aterm WG1200HS3 | 6,578円〜 参照: 価格com ※2020年12月2日時点の価格 | 867Mbps | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
@nifty | ELECOM製 WRC-1167GS2H-B | 5,839円〜 参照: 価格com ※2020年12月2日時点の価格 | 867Mbps | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
BUFFALO製 WSR-1166DHPL | 5,478円〜 参照: 価格com ※2020年12月2日時点の価格 | 867Mbps | IEEE802.11a/b/g/n/ac | |
DTI | ELECOM製 WRC-1167GS2H-B | 5,839円〜 参照: 価格com ※2020年12月2日時点の価格 | 867Mbps | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
hi-ho | ELECOM製 WRC-1167GS2H-B | 5,839円〜 参照: 価格com ※2020年12月2日時点の価格 | 867Mbps | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
IC-NET | IODATA製 WN-AX1167GR | 4,980円 参照: Amazon ※2020年12月2日時点の価格 | 867Mbps | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
NEC製 PA-WG1200HP3 | 7,000円〜 参照: Amazon ※2020年12月2日時点の価格 | |||
NEC製 PA-WG1200HS3 | 6,578円 参照: 価格com ※2020年12月2日時点の価格 |
※表示料金は全て税込となります。
ドコモ光の問い合わせ先は8つ
ドコモ光の回線自体に何らかの問題がある通信障害の場合は、自分では対処できません。
こんな場合は回線自体の通信障害の可能性が高いです。
- 突然速度が遅くなる
- インターネット接続が切れてしまった
下記のどこかに問い合わせて、通信障害があるかどうか確認しましょう。
ドコモショップ
ドコモ光の申し込みをしたショップでなくても大丈夫です。
最寄りのドコモショップに電話をするか、訪問して確認することができます。
こんな人はドコモショップで直接話したほうが、解決が早いかもしれません。
- 障害があるのかどうかわからない
- 契約内容や開通日などを確認する必要がある
ドコモ光の公式サイト
ドコモ光自体に何らかの不具合がある場合には、ドコモ光の公式サイト上で発表されます。
通信障害を察知した際には、まずは公式サイトのチェックをおすすめします。
通信障害がなぜ起こっているのか、公衆無線LANの状況なども記載されています。
公式サイトの「お客様サポート」には、「よくあるご質問」コーナーがあり、問題があった場合にどういった対処ができるかも説明されています。
LINEチャットサポート
電話をする時間がない、気軽に質問をしたいという人におすすめなのが、LINEを使ったサポートです。
ドコモ光の公式サイトにある、「LINEでお問い合わせの場合」のコーナーにある「友だち追加」ボタンを押して、「ドコモ故障サポート」を友達追加して問い合わせをします。
ドコモ光のトラブルや故障に関する問い合わせに、オペレーターが回答してくれます。
受付時間は9:00-17:00となっています。
ネットトータルサポート
「ネットトータルサポート」は、通信機器に関わるトラブルをサポートしてくれるサービスです。
メーカーを問わず、パソコンやルーター、周辺機器に関する全般的なサポートを受けられます。
月額500円の使用料がかかりますが、電話サポートだけでなく、訪問サポートやオンライン教室の利用などもできるので、ネットにあまり詳しくないという人におすすめです。
ドコモ113センター
ドコモ光の故障やトラブルは、ドコモの携帯から113に電話して問い合わせることもできます。
一般電話からは0120-800-000です。
24時間受け付けているので、緊急の場合に便利です。
おたすけロボット
ドコモ光の通信障害や速度の問題などを24時間いつでもチャットで相談できるのが、「おたすけロボット」です。
公式サイトから、おたすけロボットのページに入って質問を入力すると、トラブル改善に向けた確認などの問い合わせが来ます。
チャットでやり取りをしながら、問題解決が可能になります。
インフォメーションセンター
ドコモのインフォメーションセンターに直接電話して、通信障害の情報などを問い合わせることもできます。
ドコモの携帯電話から、局番なしの151で繋がります。
ただ、障害が起きている場合には、非常に混みあう可能性が高いので、公式サイトを確認した方が早いかもしれません。
プロバイダー
ドコモ側で障害が発生しているという情報がない場合、プロバイダーに障害がある場合があります。
直接電話で利用しているプロバイダーに問い合わせてみましょう。
まとめ
今回の記事ではドコモ光の通信障害の原因、対処方法について紹介しました。
通信障害が起きた時には、原因別に対処方法が異なります。
- 通信機器に問題がある場合
- 突然障害が起きた場合
- アクセス集中で速度が低下している場合
原因や対処方法が分かれば、落ち着いて対応できることでしょう。