ドコモ光を使っていて引越す場合、引越し先でも使えるかな?費用はどのくらいかかるの?と心配になりますよね。
そんな人のために、ドコモ光を使っていてお得に引越しをする方法を紹介します。
ドコモ光の引越し手続きの方法
ドコモ光を使っていて満足しているなら、引越し後にもドコモ光をそのまま使いたいと思う人は多いかもしれません。
ドコモユーザーであればなおさらですよね。
引越し手続きを始める際に、まず次の点を確認しましょう。
①引越し先がドコモ光のサービス提供エリアかどうか
引越し先がドコモ光のサービス提供エリアであれば、続けてドコモ光を使用できます。
ドコモ光のサービス提供エリアはフレッツ光の公式サイトから簡単に確認できます。
②設置場所の環境
ドコモ光は引越し先の設置場所の環境次第で、料金だけでなく工事期間も変わってきます。
引越し先に応じた工事費は以下のようになっています。
引越し先 | 工事費 |
---|---|
戸建て住宅 | 9,900円 |
集合住宅 | 8,250円 |
※表示価格は全て税込となります。
新規契約時の工事費用の半額で済むので、再度契約し直すよりもお得な金額となっています。
光回線導入済みのマンションの場合
引越し先が、すでに光回線が入っている建物の場合は無派遣工事となるため、さらにお得で簡単にドコモ光を使用することができます。
工事の必要もなく、郵送された機器を自分で取り付けるだけで簡単にドコモ光の使用が開始できます。移転事務手数料(工事費)は2,200円(税込)です。
物件の状況次第で、インターネットを使えるようになるまでの期間や金額も変わります。
事前に状況をリサーチしておくと、よりお得に早くインターネットの利用が開始できるかもしれませんね。
回線の引越しを申し込む手順
引越し手続きの申し込みは、以下の3か所からできます。
Web申し込み
ドコモ光のホームページで「ドコモ光お引越し受付フォーム」に必要事項を入力して申し込みます。
dアカウントでログインすると、住所など必要な項目の一部が入力されているので便利です。
Web申し込みなら24時間いつでも受け付けています。
また、dポイント5,000ポイントをプレゼントという嬉しい特典もあります。
電話で申し込み
電話なら不明点などもすぐ尋ねられて便利です。
ドコモの携帯電話 | 151 |
---|---|
ドコモの携帯電話以外からの電話 | 0120-800-000 |
受付時間 | 午前9時~午後8時 |
ドコモの携帯電話から問い合わせると通話料が無料です。
ドコモショップで申し込み
もちろんドコモショップからも手続きが可能です。
現在はコロナの問題もあるので、最寄りのショップの混雑具合にもよるかもしれませんが、直接話を聞きたい人は店舗を利用するのも良いかもしれませんね。
受付時間は各店舗の営業時間と同じです。
光回線の引越し手続きの流れは次のようになっています。
①Web・電話・ドコモショップのいずれかで申し込み
Webで申し込んだ場合のみ、工事日などの調整のために後から電話確認が入ります。
申し込み時に以下の確認があるので、すぐ返答できるように準備しておきましょう。
②工事の実施
引越し前の住所での撤去工事と、引越し先の住所での新規工事が必要になります。
撤去工事と新規工事には期間の余裕を見ておくと安心でしょう。
③接続・設定
引越し先での工事後、ONU・ルーター・パソコンの接続設定が必要になります。
自分でできるか自信がない場合には、利用するプロバイダーによっては「無料訪問サポート」や「電話サポート」といったサービスが用意されていることもあるので、利用を検討すると良いでしょう。
GMOとくとくBBのサポート例
④利用開始
工事費や事務手数料は、利用開始月の翌月の引き落としになります。
ドコモ光を引越しする時の注意点
新居の場合だと使えるようになるまで時間がかかる
引越し先が戸建て新居の場合、通常の引越しの場合の手続きよりも時間がかかるため、早めに行動することをオススメします。
なぜなら、光回線を新居に設置する場合には、通常とは違う「住居登録」という手続きが必要になるからです。
引越し先が新居の場合、NTTに住所や建物が登録されていないため、新たに登録するために現地調査が必要になり、2週間から1カ月ほどかかってしまいます。
そこから、さらに通常工事と同じ2週間ほどの工事期間がかかってしまうので、新居でインターネットを利用できるようになるまで1カ月半以上かかることもあります。
なお、ドコモ光では2カ月前から引越しの手続きが可能です。
引越し後に不便な思いをしないためにも、新居への引越しの場合は、なるべく早めに行動できると良いですね。
引越し先の環境によって使えない場合がある
光ケーブルの状況や建物の階数・設備状況など、以下のような場合は、対応エリア内であってもドコモ光が使えない可能性があります。
- 高層マンションなどの高層階の部屋
- 築年数の古いマンションやアパート
- 建物のオーナーからの許可が降りない
- 集合住宅の「MDF(配電盤)」に空きポートがない
- 電話線の配管が破損、もしくは詰まっている
- 近くに電柱がない
- 工事が国道をまたぐ必要がある
- 他人の敷地をまたぐ必要がある
引越し先の物件の状況を事前に調べて、不安な場合は申し込み時に相談してみましょう。
ルーターやONUの返却が必要になる場合
引越し前の工事で、今まで使っていたルーターやONUに問題があって交換する必要がある場合、使用していた端末を返却する必要があります。
引越し前に紛失したり、一定期間内に返却されないと、全額弁償しなくてはならないかもしれないので気をつけましょう。
引越し先での工事の立ち合い
引越し先での工事の際には、工事業者が自宅内に入って作業をするので、立ち会う必要があります。
ただし、無派遣工事であれば、接続や設定は自分で簡単にできるため、立ち合いの必要はありません。
【NTT東西をまたぐ引越し】解約して再度新規契約
ドコモ光は、NTT東日本とNTT西日本のそれぞれが、別々に提供している光回線を使っています。
なので、東日本と西日本のエリアをまたぐ引越しの場合、一度解約金を払って解約し、再度新規契約する必要があるのです。
もちろん、解約せずに引越し手続きをする方法もあるのですが、
- NTT東日本とNTT西日本のエリア内での引越し
- 別エリアへの引越し
上記の場合、引越し費用が以下のようにかかります。
エリア内の引越し費用
戸建てへ引越し:移転事務手数料2,200円 + 工事費用9,900円= 12,100円
※表示価格は全て税込となります。
別のエリアへの引越し費用
戸建てへ引越し:移転事務手数料2,200円 + 工事費用19,800円= 22,000円
※表示価格は全て税込となります。
解約せずに別のエリアに引越す場合、工事費用などがほぼ倍になってしまっていますよね…。
こんな事態を回避するためにも、実は一度解約してから再度申し込む方がお得な場合があるので、以下にまとめてみました!
解約してから再度契約するメリット
先述した通り、NTT東日本とNTT西日本のエリアをまたぐ引越しの場合は工事費が高くなります。
しかし、一度解約してから再度契約する場合だと、全額工事費が無料となる上、2,000円分(2021年4月現在)のdポイントが受け取れて、プロバイダーのキャッシュバック特典までもらえるので、とってもお得です。
再契約の手順を以下にまとめてみます。
再契約する手順
①電話番号をアナログ回線に戻す(光電話を利用している場合のみ)
これは、現在ドコモ光電話の利用者で、引き続き引越し先でもドコモ光を使用したい人のみ作業すればOKです。
- 市外局番なしで「116」か「0120-116-000」に電話をかけてアナログ回線を復活させてもらう。
※工事費用が、別途2,200円(税込)~11,000円(税込)必要です。 - ドコモ光の解約をする
- 再度、NTTに電話して光電話の「利用休止工事」の手続きをする
②ドコモ光を引越し先の住所で申し込む
引越し先の住所でドコモ光を新規で申し込みましょう。
ドコモ光の新規申し込みは、プロバイダー「GMOとくとくBB」から申し込むことで、キャッシュバック特典がネットのみの申し込みで5,500円※受け取ることができます。
GMOとくとくBBは筆者が実際に使っているプロバイダーなのですが、以下の観点からおすすめしています。
[ドコモ光_GMO_メリット]
③工事日程の確認連絡
ドコモ光の申し込み完了後、契約内容と工事日程の確認の連絡が入ります。
この確認が済むと、申し込み完了となるので電話には必ず出るようにしましょう。
④工事日程の確認連絡後に現住所のドコモ光を解約する
上記の、工事日程の確認連絡のやりとりが完了したら、現在の住所で契約中のドコモ光を解約しましょう。
⑤引越し先のドコモ光の開通工事と接続設定
現住所の解約手続きが完了したら、引越し先で、工事に立ち会いながらドコモ光の開通完了を待ちましょう。
開通工事が終わったら、パソコンやスマホなどの接続設定を済ませれば完了です!
注意点
引越し時の環境によっては、どんな手段をとっても、工事にかかる費用の負担が大きくなってしまうということもあるかもしれません。
その場合は、臨機応変にドコモ光以外に乗り換えることも検討してみましょう。
ドコモ光以外への乗り換え
- 引越し先がドコモ光の対応エリアでない
- ドコモスマホを使っていない
などの場合も、ドコモ光以外の光回線に乗り換えを考えても良いかもしれません。
引越し先がドコモ光の対応エリア外の場合
引越し先がドコモ光の対応エリアでない場合、ドコモ光以外の光回線に乗り換える必要が出てきますよね。
auひかりやNURO光など、40,000円以上の高額キャッシュバックを行っている会社もあるので、解約金を支払ったとしてもお得になりそうです。
ドコモスマホを使っていない場合
ドコモの携帯を使っていれば「ドコモ光セット割」がありますが、他社の携帯を使っている場合、その特典を受け取れません。
引越し先の住所が、使っている携帯に合った光回線の対応エリアになっているようであれば、その光回線を選ぶと携帯電話の使用料がぐんとお得になります。
auユーザーの場合
auひかりなどau系の光回線を使うと、携帯電話の料金が割引になる「auスマートバリュー」の対象になります。
近畿地方に対応した「eo光」、東海地方に対応している「コミュファ光」、中国地方の「メガ・エッグ」、四国に強い「ピカラ光」、九州の「BBIQ」、沖縄の「auひかりちゅら」など、地域ごとに強い回線事業者があるのもauの魅力です。
KDDI系の光回線を使っているのであまり混まず、速度が低下しにくいというのも魅力的なポイントです。
ソフトバンクユーザーの場合
NURO光やソフトバンク光を使うと「おうち割引」が適用されるのでお得です。
NURO光は安定した高速通信を提供しているので、キャリアのセット割引にならなくても速度を重視する人や、もともと格安スマホを使っていて通信量が安い人にもおすすめです。
携帯のキャリアがドコモでない人は、無理にドコモ光を使い続けなくても、他社光回線に乗り換えてもいいかもしれませんね。
まとめ
今回は、お得な情報と合わせて、ドコモ光を使っている人が引越しをする方法と、その注意点について紹介しました。
上記の内容を把握した上で、引越し先の環境に合わせたお得な方法を選べると良いですね!